第6章 集団に加わるためのしるし
おとなのアリたちは役に立たない。根っからの国家主義者であるおとなのアリたちは、異国の国旗を受け入れる前に戦って死ぬからだ。その代わりにコロニーのなかにいる子どもたちを捕まえる。
この進化の過程で、大人のアリをさらって痛い目にあった種がいるのかもしれないという想像をしている
表現としては良くないけど、合理的だな
アイデンティティの入れ替えよりも、最初の段階から教育したほうが効率的って判断なんだろうな
奴隷 を 使う アリ たち の 巣 の なか で 羽化 し た アリ は、 何 かが おかしい と 感づく こと なく、 その コロニー の におい を 自分 の「 国籍」 として 受け入れ て 従順 に 働き 始める。
においが国籍。においがパスポートではなく、国なのが興味深い。目よりも嗅覚のほうが発達しているのか。
奴隷ではないけど寄生するアリも蟻酸で元の女王を外敵と勘違いさせるという手段
そしてキイロケアリの女王を見つけたようです。
これは何かしそうな予感!と思った瞬間、腹部を前方に折り曲げて、先端をキイロケアリの女王に向けて蟻酸をかけたのです!
ひえー。くわばらくわばら。
霊長類のあいだで毛づくろいは、友好関係にある個体のあいだで絆を結ぶ役割を果たす。一方、アリの場合は、社会への結びつきを強くするのではないかと推測されている。 働きアリ同士、女王アリとの間でも毛づくろいしているのをよく見るけど、こういう意味があるのか。
アイデンティティ の 盗用 は、 クモ が アリ の 幼虫 を 盗み、 コロニー の におい を 自分 の 身 に まとう こと で 達成 さ れる。
においをまとうことで、パスポートを得、国民として認識されるということですか。大雑把にしか見えないのでしょうか?
アリの眼は光の感知ぐらいだったような